「デマンドレスポンス」と呼ばれる節電の取り組みが、各地で広まっています。
このデマンドレスポンスに参加する関西地方のある一般住宅では、電力需要が多い日の13時から16時のピーク時に節電を呼びかけるメールが届き、電力使用を減らす協力を求められるほか、遠隔操作により自動的にエアコンが切れる仕組みも。
どうしても暑いときなどには、参加者自身が手動で電源を入れなおすこともできます。
今後は、節電に協力した分に応じて、何かしらのポイントなどのインセンティブが出ることも検討されています。
このような、インセンティブベースのデマンドレスポンスのほか、電気料金ベースのデマンドレスポンスも一部で実施されています。
夏の昼間の電気料金単価を高く設定するような時間帯別料金がこれに当たります。
電気使用の需要逼迫時に、電気利用者(需要者)に節電の協力を働きかけて、需要抑制に効果を発揮するのが「デマンドレスポンス」です。