家庭では、契約アンペア数によって使用できる電力の限界が異なります。さらにこのアンペア数により電気代の基本料金も異なります。そこで、契約アンペア数を今の契約から1段階下げるだけでも電気代の節約&節電対策になります。
東京電力の場合、契約できるアンペア数は10、15、20、30、40、50、60アンペアがあります。10アンペアの場合の基本料金は273円。60アンペアの場合の基本料金は1,638円なので、契約アンペア数によって基本料金が違ってくることがよく分かります。
60アンペアだった場合、40アンペア(基本料金1,092円)に変更するだけでも500円ちかく安くなります。電気代を節約したいと思っている方は、1度契約アンペア数を確認してみるとよいでしょう。契約アンペアは、分電盤についているアンペアブレーカーの色や数字で確認できます。60アンペアは紫色、50アンペアは茶色、40アンペアは灰色、30アンペアは緑色になっています。(※詳細は東京電力のホームページなどでもみられます。)
アンペア数を下げると、いつも通りにたくさんの電力を使用した場合ブレーカーが落ちて停電してしまうことがあると思います。例えば40アンペアに変更した場合、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、電気ポット、温水洗浄便座、照明、テレビ、ドライヤーなどを一斉に使用したらおそらくブレーカーが落ちることでしょう。普段何気なく使用している電気の消費量を制限するために有効です。究極の節電対策にもなるかもしれません。