2011年7月1日（金）、政府は、電気事業法第27条による電気の使用制限の発動を実施する予定です。この電力使用制限は、5月13日（金）に行われた夏期の電力需給対策について、電力需給緊急対策本部にて決定。
制限内容としては、原則｢昨年の上記期間・時間帯における使用最大電力の値（1時間単位）｣の15％削減した値を使用電力の上限とされます。対象者は、東京電力または東北電力の供給区域内で供給している特定規模電気事業者と直接、需給契約を締結している大口需要家（契約電力500kW 以上）。7月1日から9月22日（東北電力管内は9日まで）の平日9時から20時が対象です。
主に、大企業などの大口需要家に対し15％電力削減が強制されると同時に、中小企業や家庭での15％削減も要請されています。故意に違反した場合は罰金が課されるようです。7月より、本格的に節電の夏がスタートされる見込みです。
経済産業省「電気事業法第２７条による電気の使用制限の発動について」：
http://www.meti.go.jp/earthquake/shiyoseigen/index.html