東北電力の電力供給力が、8月に入ってから、予備率が数%という綱渡り状態が続いています。東京電力から電力融通を受けて、ギリギリの状態で電力を確保していますが、電力の安定供給の目安となる予備率8%~10%を大幅に割り込んでいます。
7月下旬に発生した、新潟県・福島県を中心とした豪雨災害により、水力発電所・揚水発電所が被災し稼働できなくなっていることが原因です。
なお、東北電力の発表によれば、電気の供給が厳しい状態が続いているものの、東京電力からの電力融通により、計画停電は原則として実施しないという、当初の方針に変更はないとのことです。
とはいえ、東北地方では事業所・施設・個人ともに、より一層の節電対策が必要になるものと思われます。